徒然草紙~神社とか小説とか~

神社仏閣巡り・小説・歴史考察・石談義など、ごった煮ブログです。ちょっとトンデル時もあります(笑)。

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神呪寺の如意輪融通観音大祭と西宮神社

昨日は、西宮の甲山にある神呪寺で、秘仏の如意輪観音像ご開帳があったので、行ってきました。

甲山とは、「散桜色」で真井御前が籠もった「如意輪摩尼峰」のことで、神呪寺は真井御前(出家して如意尼と改名)が開基したお寺です。
ここの如意輪観音は弘法大師・空海が如意尼――つまり、真井御前を写して桜の一木から彫り上げた仏像だという伝説があります。

(これに関しては、過去日記の西宮探索のページをご覧下さい)


神呪寺・如意輪融通観音像

(神呪寺より授与された写真より)


見た感じでは、空海・真井御前関係の色んな本に書かれているけれど、本当に生々しいです。
何ていうのかな、生身の色気を感じるというか、オーラ(フェロモン?)を放っているというか……すごく、存在感があったです。

法隆寺の秘仏・救世観音は、夢殿内部に張られた網目越しに見るので、目を凝らしてもシルエットが解りにくいですが、ここの如意輪観音は、目の前まで接近して見る事ができます。
だから、余計に生々しいというか……。
手に持っている数珠が、本物の水晶でした。

伏し目がちで切れ長の目というのも、そのように印象付けているのかもしれませんが、如意輪観音が真井御前を写して造られているとしたら、彼女は結構気の強い女性だったかもしれません。済ましたお顔で、物憂げで、でも理知的な印象がありました(う、うちの真井御前は、そういう意味で造型を成功しているといえるのかな。汗)。

他に、秘仏である弘法大師像と不動明王像を見る事ができました。
(弘法大師像の前では、「ふざけたものを書いてすいませんです」と、ちゃんと懺悔しておきました。汗)

上記の写真と、融通小判(如意輪観音が彫られた小判)を授与していただき、かなり長い時間堪能した後、神呪寺を後にしました。


その後、西宮神社(西宮戎)に参拝しに行きました。
この前廣田神社に行ったので、今回はパスしました(^_^;)。

何ていうか……廣田神社よりも、境内の規模がでかいですね。
昔は、ここは廣田神社の摂社(浜南宮)だったのですが(汗)。

まず初めに、廣田神社摂社である南宮社へ。

南宮社

「散桜色」にも出てきましたが、真井御前は鳥羽港から船で都を脱出し淀川を南下、難波津を経由して武庫の南宮浜に上陸しました。
武庫に着いてすぐに、真井御前は南宮に参拝し、廣田神社にて一泊して甲山に入ります。

ここが、その南宮社ですが、ご祭神は豊玉姫・市杵島姫・大山昨神・斎殿です。
武庫の地には如意宝珠(剣珠)伝説がいくつかあり、甲山に埋納された剣珠、如意尼(真井御前)が携えていた潮満玉・潮干玉、廣田神社にあったという剣珠、そして南宮社に納められていた剣珠の伝説です。
神功皇后の妹「淀姫」が海に潜って竜宮から採ってきた珠が、如意宝珠らしいので、神功皇后伝説が色濃く残る武庫の地では、珠に纏わる神秘的な伝承が多いのでしょうか。

南宮社にお参りしてから、西宮神社へ。

西宮神社(1)西宮神社(2)

朱塗りの社殿が華やかで、侘寂の雰囲気のあった廣田神社に比べて明るい印象でした。
やはり、時代の移り変わりによって隆盛が変異し、廣田神社よりも西宮神社のほうが重視されていった影響があるのでしょうね。

 西宮神社(3)西宮神社(4) 

神苑をぷらぷらしたり、摂末社を見て歩いたりして、西宮神社探訪は終了しました。

西宮神社(5)



そういえば、西宮は「人形操り(傀儡子)」の発祥の地なのですね。
西宮神社の近くの地名が「産所(さんじょ)」というのですが、「散所(住処を持っていない人が寄り付いた処)」なのでしょう。
西宮は「夙」や「苦楽園」など、曰くありげな地名が多くあります。

「傀儡子」は「賤民」とされていますが、「神遊び」を行った「遊行女婦(あそびめ。歌や舞など芸能で奉仕し、場合によっては貴人に性のサービスを行った歩き巫女)」や「白拍子」などと同じく、下級神職を権力で取り締まる前に存在した「聖なる存在」です。

小説で武庫の地の山人や海人を書いていますが、そんなに的外れな考えではなかったのかもしれない、と思いました。
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