徒然草紙~神社とか小説とか~

神社仏閣巡り・小説・歴史考察・石談義など、ごった煮ブログです。ちょっとトンデル時もあります(笑)。

Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

飛鳥坐神社

5月20日、奈良県明日香村にある「飛鳥坐神社」に行ってきました。

実は、結構好きな神社で、2月に一度行っていたのですが、そこで「御統玉型勾玉腕輪守」を見つけて、欲しいなぁ、と思っていたけど授与していただいていなかったのです。

なので、仕切り直しして、飛鳥坐神社に行きました。

今回はJRに乗って桜井駅まで行き、石舞台行きのバスに乗って明日香村に向かいました。

途中、安部文殊院を通り、山田寺跡や飛鳥資料館を通過しました。
丁度27日まで、キトラ古墳の極彩色壁画「玄武」を公開中で、それで飛鳥資料館前はごった返していました。
わたしも玄武見たかったですが、あまりの人の多さに辟易して、そのままバスに乗って八釣バス停で降りました。

……が、運が悪いというか何と言うか、玄武公開中の煽りを受けて飛鳥をそぞろ歩く人や、偶然リレーウォークが行われて、明日香村の人間密度は大変なものになっていました(-_-;)。

人ごみが多いのは嫌いだけど、我慢だ我慢! の精神で飛鳥坐神社までたどり着きました。


飛鳥坐神社・鳥居飛鳥井


飛鳥坐神社は延喜式内社で、近年には「元伊勢」ともいわれていました。
催馬楽に登場する「飛鳥井」は、鳥居の右横にあります。


飛鳥坐神社・拝殿


飛鳥坐神社のご祭神は高皇産霊神・飛鳥神奈備三日女命・事代主命・大物主命です。
が、「出雲国造神賀詞」によると、


 乃ち大穴持命の申し給はく、皇御孫命の静まり坐さむ大倭國と申して、
 
 己命の和魂を八咫鏡に取り託けて倭大物主櫛甕玉命(倭おおものぬしくしみかたまのみこと)と御名を称へて大御和(おおみわ)の神奈備に坐せ、

 己命の御子、阿遅須伎高孫根(あじすきたかひこね)の命の御魂を葛木の鴨の神奈備に坐せ、

 事代主命(ことしろぬしのみこと)の御魂を宇奈提(うなで)に坐せ、

 賀夜奈流美命(かやなるみのみこと)の御魂を飛鳥の神奈備に坐せて、

 皇御孫命の近き守神と貢り置きて、八百丹杵築宮に静まり坐しき


とあり、「賀夜奈流美命(=飛鳥神奈備三日女命)」を祀った飛鳥の神奈備が、当社にあたるといわれています。
が、現在の地はもともと飛鳥坐神社があった場所ではなく、元は石舞台の近くの祝戸地区のフグリ山の辺りや、雷丘のあたりにあったといわれています。

本社を後にして「飛鳥山口坐神社」にお参りしました。
ここも式内社で、大和に六つある山口坐神社のひとつです。
ここのご祭神は、大山津見神・久久乃知神・猿田彦神です。


飛鳥山口坐神社


その後は、「神明社」などの摂社回りをしました。
「神明社」といわれている通り、ご祭神は天照大神・豊受大神ですが、このお社は仕掛けがあり、裏にびっくりするものが隠されています(笑)。

神明社


他には、八坂・琴平社や、八幡社があります。


八坂・琴平社八幡社


ここには、「吉備姫王墓」にある「猿石」のような像があります。


猿石


一通りお参りが終わり、「勾玉腕御守」を授与されて、飛鳥坐神社を後にしました。


勾玉腕御守


石舞台古墳の近くでご飯を食べ、苺「あすかルビー」を購入し、バスに乗って桜井駅に戻りました。

駅に着いてから、三輪山が余りに綺麗に見えていたので、写真に撮りました。


三輪山


人が多くて大変だったけど、やはり飛鳥は大好きですvv。











え~~と……。

ここから先は、十八歳未満の方は、見ちゃいけません! 大人の世界満載です。もし見られても、わたしは責任取れません(爆)。
まぁ、その実、わたしはこれくらいのことを性教育的に許せずに、現在の青少年に正しい性の知識を教えられるか、と現在の教育に疑念を持ってますがね(爆)。

















飛鳥坐神社は古代信仰の色の濃い神社で、リアルな陰陽石が沢山境内に置かれています。


陰陽石(1)


性信仰は一番プリミティブな信仰で、昔の人は場合によっては形を変え、男女双方のものを結合させれば月満ちて子を作ることが出来る性器を、神秘と捉えていました。
だから、古色を備えた神社には陰陽石が置かれている場合が多く(八重垣神社の「山神神社」もそうでしたね)、現在でも人々は子授け・安産を願い陰陽石に手を合わせます。
陰陽石を御神体にしたお祭りも、愛知の田縣神社や大縣神社などにありますね。


陰陽石(2)


飛鳥坐神社も二月の第一日曜日に「おんだ(御田)祭」という祭りが行われ、天狗とお多福の格好をした人(両方とも男)が性交のモドキを拝殿で行います。
これは、人間が性交(男が女に種付け)する様を大地や穀霊に見せ付け、大地や穀霊に子を生む気にさせる「類感呪術」で、二月に予め行うことによって、豊作を祈る「予祝行事」でもあります。
だから、滑稽で笑えるけれど(爆)、「おんだ祭」は神秘で神聖なるお祭りなんですね。


陰陽石(3)


ちなみに、国と国、村と村の境界に置く石像「道祖神」ですが、現在のものは「道祖神」と書いた石碑だったり、男雛と女雛が仲良く並ぶようなもの、あるいはお地蔵さんだったりしますが、昔は男根や女陰の形をしたものでした。
神秘な力を持つ性器を、人は崇めるとともに畏怖し、やがて性器は魔除けの力を持つと信じられるようになりました。
だから、昔の人々は境界に性器の像――道祖神を置き、疫病や悪霊が入ってこないように呪いを掛けました。

現在は卑猥なもの、恥としか見られない性ですが、昔の人はもっと神聖なもの、命を生み出す神秘なるものとして、純粋に性を見つめていました。

昔の人の感性を失った現在の人間は、それだけ乾いてしまっている、ということで、ある意味嘆かわしいことなのだと思います。


ちなみに、「神明社」の裏にある物とは、ご立派な男根像です。


陰陽石(4)


「神明社」のご祭神はもう一柱あり、「高皇産霊神」で、この男根石のことを差します。

飛鳥坐神社は子授け・安産の御利益があるお社で、無事子を授かり出産した夫婦は、陰陽石を奉納する慣いになっています。


祠陰陽石(5)陰陽石(6)


昔ながらの信仰、神道が確立される前の信仰を残している飛鳥坐神社は、貴重な存在だと思います。

スポンサーサイト

*Comment

Comment_form

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。

*Trackback

トラックバックURL
http://ashera.blog105.fc2.com/tb.php/137-84f2422a

大物主大物主(おおものぬし、大物主大神)は、日本神話に登場する神。大神神社の祭神、倭大物主櫛甕魂命。『出雲国造神賀詞』では大物主櫛甕玉という。大穴持(大国主)の和魂であるとする。別名 三輪明神。古事記によれば、大国主|大国主神とともに国造りを行っていた少彦

右サイドメニュー

BlogPet

ブログ内検索

ぶろぐにゃんこ

マウスでクリックしたり、ドラッグして顎の下を撫でて上げて下さい。ごろごろ鳴きますvv。

クリック募金

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。