徒然草紙~神社とか小説とか~

神社仏閣巡り・小説・歴史考察・石談義など、ごった煮ブログです。ちょっとトンデル時もあります(笑)。

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歴史フィクションを扱うということ

 以前にも「うちの小説は歴史同人小説です」というタイトルで同じように書きましたが、改めてもう一回同じ内容の記事を書きます。
 わたしの文章より以下の同盟サイトさまのほうが簡潔に書かれているので、そちらを参考になされるのもいいかもしれません。


歴史同人注意報



 アマチュアが書くにしてもプロが書くにしても、誰かが書いた歴史小説は、フィクションが交じっていると考えたほうがいいです。
 一応、わたしは史書に現われている歴史上の人物の事象や性格を疎かにせず書こうとしていますが、どんな考察にしても、作者の視点のフィルターが入ってしまい、実際のその人を描ききれてないと思っています。
 あと、確信犯的に事象の起こる時期をずらしたり、フィクションを絡めたりします。
 そういうときは、なるべくブログやあとがきでその旨を書き添えますが。




 わたしが一番心掛けたいのは、読者さんに、題材にさせてもらった人物に敬意を表し、謙虚・誠実でありたいというところです。
 ……まぁ、読者さんには作為したところを暴露しますが、お墓の下のひとには、ねぇ……。お墓参りして謝ったりしますが。そういう意味でも、蘭陵王墓に行きたい(;^_^A。




 今回、こういうことを思ったのは、やはり昨日の書評と関係があります。
 あの作為は酷いんじゃないかと。段韶にしても、主人公となった高長恭にしても、不当に扱われていると思わざるをえない。
 ある意味、段韶だけでなく、長恭も被害者ですよ。面白ければ、実際に生きていた人物の実像を歪めていいの? その作為は実在の人物に対する非礼にあたらないの? 思いました。



 この思いは、今年の大河ドラマでも感じていて、秀吉をして直江兼続と並ぶ知恵者といわれた小早川隆景を、秀秋養子の件で主人公の引き立て役にし、知者の欠片も見せなかったのは、どういうことなんだ? と。


 秀秋養子縁組の件は、小早川隆景と小早川家に陰を落とすエピソードで、始めは秀秋を毛利輝元の養子にとの話だったんですが、それを事前に知った隆景が先手を打って、秀秋を小早川家の養子に頂戴したいと秀吉にお願いしたんです。
 隆景は毛利の子という意識が強く、名門大江氏の血脈である毛利の正嫡に、足軽の子を立ててなるものか、という思いで小早川家を犠牲にしました。
 そういう小早川氏も、これまた土肥氏という名門の血筋なので、絶えるのがすごく惜しい家だったんですが、毛利のためには仕方がない。
 だから、せっかく毛利から養子に来てもらっていた元就と乃美大方の子・秀包を別家にして秀秋を小早川の後継ぎにしたんです。
 ここのところ、小早川宗家の女性である隆景の妻・問田大方がどう思ったのか、わたしとしては知りたいところなんですが(;^_^A。



 今年の大河の脚本は主人公贔屓の、どう考えたって矛盾だらけなダメ脚本なんですが(汗)。


 昨日の書評の小説は、主人公贔屓という意味では大河と同じですが、史実どおりではない前提の歴史フィクション小説として読んだらストーリーは面白いし、中国南北朝末の掴みとしては最適だと思っています。
(だから、面白みゼロの大河のバカ脚本に比べたら、昨日の書評の小説はハイレベルなんですが。笑)



 でも、某先生のネームバリューはすごいものがあるし、某先生の書いた人物は史実の人物だ、と思う人が多いと思うんです。




 だからその前に、人物やその時代の歴史に興味を持ったなら、小説に書かれたことを丸呑みするのではなく、ちゃんと調べてほしいです。
 蘭陵王に関しては、書籍では「北斉書」しかないのでハードルが高いですが、検索したら蘭陵王をパーフェクトに扱ったサイトさまがあります(ちなみに、うちのサイトからもリンクさせてもらっています)。だから、そこのサイトさまを一読してください。
 でないと、段韶と長恭が浮かばれません……(泣)。



 実際の彼らの実像を知ったうえで、書評に書いた小説を再度読み返していただけたら、わたしとしては嬉しいし安心できます(あれをそのまま信じられたら、不安で堪らないです……)。




 で、歴史創作を自分で続けるうえでは、実在の人物の性格や実像になるべく添う形に書いていって、出来たらお墓に謝りに行こう(だから、蘭陵王墓に……。爆)。
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