徒然草紙~神社とか小説とか~

神社仏閣巡り・小説・歴史考察・石談義など、ごった煮ブログです。ちょっとトンデル時もあります(笑)。

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大神神社






大神神社(奈良県桜井市三輪)





大神神社は日本最古の神社のひとつといわれています。大和国一ノ宮です。大和国では、一ノ宮ここだけです。


ご祭神は大物主大神(倭大物主奇甕玉命)・大己貴神(大国主神)・少彦名神です。


ご神体は三輪山で、山中の奥津磐座は大物主神、中津磐座は大己貴神、辺津磐座(末社・磐座神社)は少彦名神です。


三輪山は円錐形の山で、一部の歴史研究者は「ピラミッドではないか!?」と称えています。


この神社は本殿がなく、拝殿から三ツ鳥居(三輪鳥居)という独特の形の鳥居を通して拝します。


大神神社は清澄で力強く、優しい雰囲気の神社です。


三輪山のなかにあり、年輪を経た杉などの木が、清々しい空気を放っています。ヒーリングや森林浴にもってこいな神社です。


ご朱印帳は、オリジナルのものと、奈良県の神社を集めた「大和の神々をたずねて」や、「全国一ノ宮御朱印帳」の二種類があります。「全国一ノ宮御朱印帳」はB5サイズと、よくあるご朱印帳のサイズのがあります(わたしはB5版で集めています)。


大神神社では、ご朱印帳を購入すれば、無料でご朱印が貰えます。


こちらのおみくじは、結構当たります。


大神神社は、大和の古道「山の辺の道」の桜井側の終着点にあります。


山の辺の道は、奈良~天理~桜井まで、畦道や山裾をうねうねと続いています。


天理の道中には石上神宮があり、大和神社、崇神・景行天皇陵を通って穴師坐大兵主神社、大神神社に到着します。足を延ばせば飛鳥・談山神社にも行けます。


この道は、大和青垣の山々の麓を通ります。


倭建命の「倭は 国のまほろば たたなづく 青垣 山隠れる 倭しうるわし」を連想させる美しい山並みです。


対面には、妻争い伝説の大和三山や、悲劇の皇子・津皇子の墓がある二上山があります。


特に三輪山は山容が整っていて、万葉の女流歌人・額田王が詠んだ「三輪山をしかも隠すか雲だにも こころあらなも隠さふべしや」が知られています。


大神神社の祈祷殿の横に「くすり道」があります。この道を通って摂社・狭井神社に行きます。


狭井神社の前は山の辺の道で、玄賓庵を経由して、摂社・元伊勢檜原神社に到着します。





狭井神社





大神神社の摂社のひとつです。


御祭神は大神荒魂神・大物主神・媛蹈鞴五十鈴姫命・勢夜多々良姫命・事代主神です。


ご神徳は病気平癒で、拝殿の裏側に「薬井戸」があり、「御神水」が沸きいでています。この「御神水」、飲めば気持ちがすっきりします。備え付けの消毒機付きのコップ゚置き場がありますので、すぐに飲用可能です。


また、この神社は唯一の三輪山登拝口にあたります。


三輪山は近年登山できるようになりましたが、それまでは禁足の山でした。今でも、狭井神社からしか登拝することができません。


登拝するときは、狭井神社常駐の神職さんに登拝の受付をします。このとき、いくつかの注意事項を受け、書類にサインしてから狭井神社横にある祓串で身を浄めて登拝します。





玄賓庵





三輪山麓の山ノ辺の道の最中にあります。


山ノ辺の道ですが、三輪山麓の道は急坂ありのきつい道です(^ o ^;)。


玄賓庵ですが、平安時代初期の僧・玄賓が陰棲した場所です。


この「玄賓」ですが、三輪山の神とともに謡曲「三輪」に謡われています。


三輪山に陰棲した玄賓のもとに、ある女人が「衣を貸して下さいな」と訪ねてきます。


衣を貸し与えた玄賓は、女人の住まいを尋ねます。


女人は「わが庵は三輪の山もと恋しくは とぶらひ来ませ杉立てる門」と言います。


玄賓が言われた通りに杉を探しますが、大きな杉に玄賓が貸し与えた衣が掛かっており、厳かな声とともに女人の姿をした三輪の神が舞を舞います。


三輪の神は岩戸隠れの話と三輪山神婚説話を謡います。


「思えば伊勢と三輪の神、思えば伊勢と三輪の神、一身分体の御事、今更何と磐座や」


と詠み、神も仏縁を結ぶことが出来た、と喜んで消えていきます。


三輪流神道では、伊勢の神と三輪の神を同一神として捉えていたので、上記の歌はその影響だと思われます。


上記の逸話など興味深い玄賓庵を通り過ぎて、もうひとつの伊勢と三輪の関わりの深さを教えてくれる元伊勢・檜原神社に行きます。


狭井神社を出てからは、檜原神社に向けての、山ノ辺の道ハイキングコースになります。





元伊勢檜原神社





大神神社の摂社で、三輪山の北の端の山裾にあります。


ご祭神は天照大神・伊弉諾神・伊弉冉神です。


この神社の特徴は、三ツ鳥居(三輪鳥居)です。


この様式の鳥居は大神神社にしか伝わっておらず、何とも不思議な鳥居です。


(双璧をなす不思議な三ツ鳥居は、京都太秦にある蚕の社(木島坐天照御魂神社)の三ツ鳥居(三柱鳥居)ですね。あそこのは、交差していて、上から見れば三角に見えます。巷説によれば、それぞれ鳥居の面している方角には、秦氏の聖地があるらしいです。また、三ツ鳥居のある泉は、元糾の池といわれています。秦市と賀茂氏の関係の深さの由来ですね。)


天照大神を祭っているのに、三輪鳥居で、大神神社摂社で、元伊勢って何ぞや? と言いたくなってしまいます。


もともとは皇居に祭られていた天照大神ですが、皇居では居心地が悪いというので、崇神天皇の皇女・豊鍬入姫が倭笠縫邑に祭ったというのが元伊勢のはじまりだそうです。その後もあちこちに移られ、また、垂仁天皇の皇女・倭姫が叔母・豊鍬入姫の役目を受け継ぎ、天照大神を現在の伊勢神宮に定められました。(それまでの間に、三輪山も元伊勢になっているらしいです。驚!)


……まぁ、異説を言ってしまうと、ここでいう天照大神が、現在の天照大神なのか疑問視するひとも結構いて、もともとの天照大神は、丹後の元伊勢籠神社の祭神・天照国照彦天火明命(饒速日命?)ではないか、とも言っておられますが。「天照御魂神社」といわれているところは、火明命を祭っている例が多いらしいですし。わたしは、お伊勢さんはすごいところだー! と思ったので、何とも言えないです。


元伊勢というところは、謎な部分が面白いのでしょうね(笑)。





三輪山登拝記





大神神社の神体山・三輪山はお正月の三ヶ日・二月十七日・四月九日・四月十八日・十月二十四日・十一月二十三日以外の午前九時~午後四時までの間登拝できます。異常気象等で登拝が難しい日は入山禁止となっています。


三時間以上の入山は禁止で、火気厳禁、カメラ・ビデオ等の持ち込み禁止(撮影禁止)、樹木の枝を折ったり、土・石などに損害を与えることを禁止されています。


何より、頂上の奥津磐座を拝するための入山なので、敬虔な気持ちで登ることが重要と思われます。


狭井神社で入山費300円を払って入山証の白襷を借ります。


さて、わたしが登拝した感想なんですが……、きつかったです(^ o ^;)。


狭井神社の登拝口から急坂が始まっていて、途中谷有り、岩登り有りの厳しいお山でした。


二十分くらいで辿り着く「三光の滝」までは割と穏やかな(う~ん、そうでもないか?)道ですが、中間地点の「中津磐座」あたりから岩登り足場なしの急激な道になります。


「中津磐座」は大きな岩がごろごろと固めてあって、注連縄が張られています。ある本に「磐群」と書かれてありましたが、まさにその通りといった感じです。「中津磐座」の横を通っていくのですが、「中津磐座」から、物凄い神気が発せられていました。ちょっと怖かったです(^_^;)。


三輪山ですが、地面は土ではなく、岩盤でした。「斑糲岩」から成っているといわれています。足下の触感が硬くて、不思議でした。


今でも信仰の篤いお山なので、登拝するひとが磐や木に注連縄を掛けていったりしているようです。ある本によれば、裸足で登拝する団体や、地肌にお酒を注ぎながら登拝する人もいるらしいです。


話を戻しますが、もしかすると「磐座」かもしれない岩や、木をがっしと掴みながら登っていくと、森のなかから、眺望の良いところまで出てきました。どうも、頂上に近いらしいと思ってさらに登ると、頂上のお社(奥宮)・「高宮社」に到着しました。そこでは、わたしより先に辿り着いていた人達が般若心経を詠んでいました。お経を詠み終えられた方に「奥津磐座」はどこですか? と聞くと、すぐ先とのこと、「高宮社」でお祈りをしたあと、「奥津磐座」に行きました。


「奥津磐座」も「中津磐座」と同じように、磐を寄せ集めて注連縄が張ってある不思議なものでした。この「奥津磐座」が、本当の意味での大神神社の「奥宮」で、大物主神の寄り代です。辺りは無音で、空が近く感じられました。


……なんか近づくのが怖かったので、「奥津磐座」は遠目に見ていただけでしたが(汗)。


下りは急坂で、転びそうになりながら降りました。ひとつ間違えば、転げ落ちて、谷間をまっ逆さま、という危ない道のりでした。


……少し詳しく書いてみましたが、いかがだったでしょうか?


登拝するときの服装としては、動きやすい格好にスニーカー、リュックを背負って、飲み物、タオル持参がお勧めです。女性の方は、間違ってもハイヒールなど履いていかないように! 狭井神社の御神水をペットボトルか水筒に汲んでいけば、なおよしvv かもしれません。











大神神社関係のご朱印ですが、狭井神社・檜原神社・久延彦神社・率川神社(境外 摂社・奈良県奈良市本子守町)でそれぞれの神社のご朱印をいただけます。


大神神社がある三輪は、三輪そうめんの産地で、門前にはそうめんを食べさせてくれるお店がいっぱいあります。


また、大神神社はお酒の神様で、拝殿に大きな杉玉が掛かっています(必見!)


あと、別名・大国主神なので、縁結びの神様でもあり、方除け、医薬、建築など、なんでもござれといった神様です。


いつも真剣なお祈りをしている人が絶えない神社で、お正月には人人人人……といった大変な神社でもあります。


奈良県のメジャーな神社のひとつでありますvv。





(自携帯サイト・歴史ぶらり散歩より転載)




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*Comment

 

一気の掲載、筆力にびっくりしています。ゆっくり読ませてください。
  • posted by shigechanizumo 
  • URL 
  • 2006.10/25 08:56分 
  • [Edit]

 

実は、この記事は三年前くらいに書いたもので、昨日コピペでこちらに移したんです。なので、ほぼ手抜きなんですね(^_^;),。
でも、読んでいただけたら、嬉しいです。
  • posted by 長谷川彰子 
  • URL 
  • 2006.10/25 13:49分 
  • [Edit]

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